
ペット用の酸素室って、自分で作れないんですか?レンタルは高そうで…。



自作できる範囲と限界を調べました。結論、チャンバーは作れても酸素を生成する装置は自作できません。
衣装ケースやアクリル板でチャンバー(容器)を自作する方法はあります。
ただし、肝心の酸素濃縮器は市販品を買うか、レンタルするしかないのが現実。
しかも自作チャンバーには密閉度の管理・CO₂の排出・温度調節といった安全リスクがつきまとい、獣医師の指導なしに運用するのはかなり危険です。
「費用を抑えたい」が自作を検討する理由なら、初期費用0円のレンタルも選択肢に入れてみてください。
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自作の手間とリスクを考えると、まずレンタルで試してから判断するほうが安全面でもコスト面でも合理的です。
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オーツペットの高濃度酸素ハウス
他社と比較すると…
| 項目 | オーツーペット | テルコム | ユニコム |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 9,900円+配達料6,600円〜 | 9,500~11,500円 往復送料・メンテ込 |
| 月額レンタル料 | 13,200円 ※月12ヶ月プラン | 19,800円/月 ※小型ケージプラン | 12,000円~/月 |
| 酸素ケージ | 30,000円相当が 0円 | セットでレンタル 1日1,320円~ | 購入のみ 6,200円〜 |
| 最大酸素流量 | 最大15L/分 | 最大10L/分 | 最大3L/分 |
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※日本マーケティング機構調べ2019年2月
ペット酸素室の自作・手作りでできる範囲と限界



ネットで調べたら「自作できる」って出てきたけど、酸素はどうするの?
酸素室は「チャンバー(容器)」と「酸素濃縮器(酸素を生成する装置)」の2つで構成されています。
チャンバーは材料があれば自作できます。一方、酸素濃縮器は分子ふるい技術を使う医療機器で、一般家庭での製作は現実的ではありません。
は自作可能だが、酸素を作る機械(酸素濃縮器)は自作できないことを解説。-1024x1024.jpg)
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自作の実態は「既製品の酸素濃縮器につなぐ容器をDIYで作る」という作業です。この前提がないまま始めると、ケースだけ完成して酸素が供給されない状態になります。
↓なのでキャンペーンを活用しましょう
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※日本マーケティング機構調べ2019年2月
3種それぞれの選び方・作り方と必要な材料
チャンバー素材は衣装ケース・アクリルボックス・布テントの3択です。ペットのサイズと目的で選びます。
| 素材 | 費用目安 | 気密性 |
|---|---|---|
| 衣装ケース | 1,500〜3,000円 | △(蓋に隙間あり) |
| アクリルボックス | 5,000〜15,000円 | ○(加工精度による) |
| 布テント | 2,000〜5,000円 | ×(最も低い) |
布テントは気密性が本質的に低く、酸素濃度の安定維持が困難です。補助的な一時使用にとどめるのが現実的です。
衣装ケースで作る場合の手順と材料
必要なものは以下の7点です。合計費用は5,000〜10,000円程度になります。
- 衣装ケース本体
- 電動ドリル(ステップドリル)
- 内径10mmのシリコンチューブ
- 異径継手(ホースアダプター)
- 水道用パッキン・シリコンシーラント
- 環境用酸素濃度計(O₂センサー)
作業の流れは、蓋の側面にドリルで穴を2箇所あけるところから始まります。1箇所は酸素供給口、もう1箇所は換気口です。
換気口を省略した設計にすると、チャンバー内にCO₂が蓄積し、ペットが意識を失う危険があります。換気口は必ず設けてください。
継手をパッキンとシーラントで固定し、チューブを接続したら完成です。アクリルボックスは気密性が上がりますが、カット加工が必要になります。
自作チャンバーの気密検査を自分で確認する方法



穴をあけたところから酸素が漏れていないか、どうやって確認するの?
気密性が不十分なチャンバーでは、酸素濃縮器を動かし続けても濃度が上がりません。接合部は必ず漏れのリスクを持つため、使用前に確認が必要です。
酸素濃度計がない場合の簡易チェック手順
- チャンバー内部に線香の煙を少量入れて密閉する
- 外側から軽く押しつぶす力をかける
- 継手・蓋の接合部から煙が漏れないか目視確認する
酸素濃度計を使う正式な検査では、密閉した状態で酸素濃縮器を3L/minで5分間流し、チャンバー内が25%以上に達するかを確認します。
20%(大気と同じ水準)から変化がほとんどない場合は、接合部に大きな漏れがある可能性があります。
漏れを見つけたらシリコンシーラントを継手周囲に厚めに塗布し、24時間乾燥後に再検査を。蓋の隙間は発泡ポリエチレンテープで改善できる場合があります。
自作ペット酸素室の3つの致命的リスク



自作って危ないって聞くけど、具体的に何が問題なの?
自作チャンバーが危険なのではありません。仕組みを理解しないまま使うと危険になります。
密閉空間に酸素を供給するという構造上、素材や設計に関わらず、以下の3つのリスクはすべての自作チャンバーに共通します。対策まで読んで初めて安全な運用ができます。



使用を始める前に、かかりつけの獣医師に相談することを強くおすすめします。


CO₂蓄積による意識消失リスク
換気口を設けないまま密閉したチャンバーでは、ペットが呼吸するたびにCO₂濃度が上昇し続けます。
ペットが吸い込んだ酸素はCO₂として吐き出されますが、換気口がなければ逃げ場を失います。体重4kgの猫が安静時に排出するCO₂量は1時間あたりおよそ4〜6Lと推定されています。容積30L程度の衣装ケースでは、換気なしの場合に1〜2時間でCO₂が危険域(3〜4%以上)に近づく可能性があります。
呼吸を助けるために入れたチャンバーで逆に窒息リスクが生じるのが、最も起きやすい事故パターンです。ぐったりする・口を開けて呼吸する・反応が鈍くなる症状が見られたら、すぐにチャンバーを開放して動物病院へ連絡してください。
CO₂蓄積を防ぐための3つの対策
- 換気口を内径8〜10mmで最低1箇所(容積が大きい場合は2箇所)設ける
- 換気口は目の細かいメッシュで塞ぎ、酸素の流出を抑えながら換気する
- 連続使用は最長1〜2時間とし、その後は開放して新鮮な空気と入れ替える
高濃度酸素による酸素中毒リスク
チャンバー内の酸素濃度が60%を超えた状態が続くと、酸素中毒のリスクが生じる可能性があります。
「酸素は多ければ多いほど良い」は誤りです。獣医療で使われる在宅酸素の一般的な目標域は30〜40%とされています。これを大きく超えた高濃度酸素を長時間吸い続けると、肺の炎症や活性酸素による組織ダメージが生じる可能性があります。
自作チャンバーでこのリスクが高まる理由は、酸素濃度を継続的に計測する手段を持たないまま使用するケースが多いからです。市販の酸素濃縮器は通常5L/minの供給量を持つため、容積10L以下の小さなチャンバーでは短時間で50%超に達する可能性があります。



酸素中毒ってどんな症状が出るの?
初期兆候としては、けいれん・不安げな行動・呼吸数の急増などが現れる可能性があります。これらが見られたらすぐにチャンバーを開放し、動物病院へ連絡してください。
対策は環境用の酸素濃度計(O₂センサー)をチャンバー内に設置することです。2,000〜5,000円程度の簡易型でも濃度の目安を把握できます。濃度が45%を超えたら換気口を開放するか、濃縮器の流量を絞りましょう。
静電気・電気機器との接触による発火リスク
酸素濃度が上がった環境では、通常の条件では引火しないものも発火しやすくなります。
酸素濃度30%以上の環境では、可燃性物質の引火点が著しく下がります。静電気の放電・電気ヒーターとの接触・合成繊維素材の摩擦でも発火する可能性があります。
特に注意が必要なのはアクリルと布テントです。アクリルは帯電しやすく、布テントは素材によっては静電気を強く帯びます。チャンバー内に電気機器(温湿度センサー、小型ファン)を入れるのは原則禁止です。どうしても使う場合は医療グレードの防爆型に限ります。
発火リスクを下げる3つの設置ルール
①家電・ストーブ・喫煙者から半径1m以上離して設置する
②チャンバー内の敷物は合成繊維からコットン素材に替える
③酸素濃縮器の排熱口がチャンバーに直接当たらない配置にする
手作りペット酸素室で維持できる酸素濃度の実態



自作チャンバーで、実際に治療に使える濃度まで上がるの?
「作れた=使える」ではありません。チャンバーが完成しても、運用条件が整わなければ酸素濃度は治療域(30〜40%)に達しないまま使い続けることになります。
効果があるかどうかを数値で把握するためにも、酸素濃度計の設置は自作チャンバー使用の前提条件と考えてください。
治療域30〜40%を維持する3つの条件



流量・容積・環境の3条件がすべて揃ったときに、治療域の安定維持が近づきます。
獣医療で在宅酸素療法に使われる目標濃度は、一般に30〜40%とされています。21%(大気中の酸素濃度)から30〜40%への引き上げが、血中酸素飽和度の改善に寄与する可能性があります。ただし効果の出方には個体差があります。
条件① 酸素濃縮器の流量(L/min)
市販の家庭用酸素濃縮器は最大5L/minが標準です。容積30Lの衣装ケースに3〜5L/minで流すと、理論上は20〜30分程度で濃度が30%超に達します。流量1L/min以下の低出力機では、同じ容積でも十分な濃度に達しない可能性があります。
条件② チャンバーの容積と気密性
猫・小型犬(5kg以下)の適正容積は20〜40L程度とされており、5L/minの濃縮器で30分〜1時間以内に目標濃度に達する可能性があります。気密性に問題があると、流量を最大にしても30%を超えないケースがあります。
条件③ 使用環境(室温・換気)の影響
室温が30℃を超えると、チャンバー内の温度も急上昇し、熱中症リスクが高まります。夏場は冷房のきいた部屋での使用が前提です。
3条件のうち1つでも欠けると、濃度は目標の30%を下回り25%前後にとどまるケースが多くなります。「動かしているから大丈夫」という思い込みが最も危険です。
酸素濃度計で計測した実測値の目安



パルスオキシメーターじゃダメなの?うちにあるけど。
パルスオキシメーターは血中酸素飽和度を測る機器であり、チャンバー内の空間の酸素濃度を測る用途には使えません。必要なのは環境用のO₂センサー(ガス検知器型)です。3,000〜8,000円の簡易型でも、自作チャンバーの運用監視には十分機能します。
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素材別の実測値の目安は以下のとおりです。
| 素材 | 濃縮器5L/min使用時 | 酸素缶使用時 |
|---|---|---|
| アクリルボックス(高気密) | 35〜45% | 20〜28%(変動大) |
| 衣装ケース(中気密) | 28〜38% | 20〜25%(変動大) |
| 布テント(低気密) | 22〜28% | 21〜23%(ほぼ変化なし) |
市販の携帯酸素缶(5〜7L容量)は噴射から数分で使い切ります。噴射直後の一瞬だけ濃度が上昇し、その後急速に低下するため、濃度の安定維持には根本的に向いていません。
治療域に届かない場合の対処法は、気密性の高いアクリルボックスへの移行か、酸素濃縮器の流量を最大に引き上げる方法が一般的です。それでも改善しない場合は、専用設計のレンタル機器への切り替えを検討してください。
ペット酸素室の自作vsレンタル、トータルコスト比較



結局、自作とレンタルってどっちが安くつくの?
感情論ではなく数字で比較します。どちらが合理的かは使用期間と目的によって変わります。自分のケースに当てはめて判断してください。





費用だけで判断すると自作が有利に見えます。ただし機器の性能と安全性を含めると、話は変わってきます。
自作の初期費用・ランニングコスト内訳
自作の初期費用は素材と酸素濃縮器の選択次第で、1万円台〜5万円台の幅があります。
| 費目 | 衣装ケース構成 | アクリルボックス構成 |
|---|---|---|
| チャンバー素材 | 1,500〜3,000円 | 5,000〜15,000円 |
| 工具・継手・チューブ | 2,000〜4,000円 | 2,000〜4,000円 |
| 環境用酸素濃度計 | 3,000〜8,000円 | 3,000〜8,000円 |
| 酸素濃縮器(中古品) | 15,000〜50,000円 | 15,000〜50,000円 |
| 初期費用合計 | 約2〜6.5万円 | 約2.5〜7.7万円 |
ランニングコストは酸素濃縮器の電気代が中心です。1日4時間使用した場合、月額で約1,000円前後が目安です。
中古の酸素濃縮器はメンテナンス状態が不透明なものが多く、購入後すぐに性能が低下するリスクがあります。この追加コストは費用計算に入れにくい点です。
レンタルの月額・長期割・初月無料の実態



レンタルって月額が高そうで…。長期で借りると割安になるの?
レンタルは初期費用ゼロで始められますが、月額料金は契約期間によって大きく変わります。オーツーペット(株式会社オーツーチャージ)の現行プランは以下のとおりです。


| プラン | 月額料金 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 1ヶ月プラン | 27,500円 | 回復見込みが不透明な緊急期 |
| 3ヶ月プラン | 22,000円 | 数ヶ月単位の経過観察期 |
| 12ヶ月プラン | 13,200円 | 長期管理が決まっている場合 |
レンタルに含まれるサービスは機器本体の配送・使用説明・故障時の交換対応です。機器のメンテナンス責任はすべて提供会社側にあるため、性能低下を自分で判断・修理する必要がありません。
これは自作では得られない安全面のメリットです。「万一のとき」の対応コストを費用比較に加えると、レンタルの優位性はより明確になります。
3ヶ月で自作が割高、1年で逆転する分岐の条件
期間ごとの費用を整理します。
| 期間 | 自作(衣装ケース+中古濃縮器) | レンタル12ヶ月プラン |
|---|---|---|
| 1ヶ月 | 約2〜4万円 | 13,200円 |
| 3ヶ月 | 約2〜4万円 | 39,600円 |
| 6ヶ月 | 約2.2〜4.2万円 | 79,200円 |
| 12ヶ月 | 約2.4〜4.6万円 | 158,400円 |
費用だけで見れば、3ヶ月を超えると自作の優位性が明確になります。ただし、この計算には中古濃縮器が突然故障した場合の再調達コストが含まれていません。
中古機器が3〜6ヶ月で故障した場合、追加で1〜5万円が発生し、逆転ラインは大きくずれ込みます。1年以上の長期使用で自作が有利になる条件は、酸素濃縮器が故障なく稼働し続けることです。
【最新情報】オーツーペットのキャンペーン料金と適用条件





12ヶ月プランにキャンペーンがあるって聞いたけど、条件は?
2026年2月時点で、12ヶ月プランの新規契約者を対象に専用ケージ無料プレゼントキャンペーンが実施されています。現行の内容は以下のとおりです。
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- 月額13,200円(税込)の12ヶ月プランを新規契約した方が対象
- 専用ケージ(高550mm×幅740mm×奥行500mm、中型犬まで対応)を無料プレゼント
- 使用中の写真を1枚以上提供することが条件
- 公式サイトへの掲載やSNS広告への写真使用に同意することが前提
通常価格で約5万円相当の専用ケージが付くため、実質的な月額コストは下がります。ただし、キャンペーン内容は変更または終了する場合があります。申し込み前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
ペット酸素室を自作してよい場面と判断基準



自作チャンバーを使っていい場面と、やめたほうがいい場面って、どう判断するの?
医療的な判断はかかりつけの獣医師に委ねるべきですが、自作チャンバーが現実的に機能しうるケースとそうでないケースには傾向があります。
以下を参考に、獣医師に相談する際の材料としてください。
自作が許容される唯一の条件
自作チャンバーが現実的な選択肢になりうるのは、夜間や休日など動物病院に連れていけない緊急時の一時的な使用に限られます。
「許容される」は「完全に安全である」という意味ではありません。酸素濃縮器が手元にあり、換気口と酸素濃度計が整っているという前提のもと、次の診察まで数時間をつなぐ応急的な使用にかぎり、ひとつの選択肢として機能しうるという意味です。
継続使用は別の話です。自作チャンバーは酸素濃度・温湿度の精密な管理や機器の定期メンテナンスが難しく、長期使用するほど問題が蓄積するリスクがあります。緊急対応が終わった時点で、レンタルへの切り替えを検討してください。
持病があるペットに自作が向かない理由



心臓病の猫がいるんだけど、自作チャンバーでも大丈夫?
心臓病・肺水腫・気管虚脱などの病態を持つペットへの自作チャンバーは、管理精度の不足から症状を悪化させる可能性があります。
心臓病を抱えるペットは血液の循環に異常があるため、酸素の取り込み効率が低下しています。こうした病態では目標酸素濃度の管理がより精密に求められます。35%を維持すべき場面で30%にとどまっても、外から見て違いはわかりません。
肺水腫では酸素補給の開始タイミングや濃度の調整が症状の経過に直結します。獣医師から具体的な指示がある場合、自作チャンバーではその指示を正確に実行できないケースがほとんどです。
持病があるペットへの酸素療法は、使用前に必ずかかりつけの獣医師に相談したうえで、医療機器としての基準を満たしたレンタル機器の使用を検討してください。
獣医師から酸素補給を指示された場合に確認すべきこと



獣医師に在宅酸素をすすめられたんだけど、自作でいいか聞きづらくて。
獣医師から在宅酸素を指示されたときは、自作かレンタルかを決める前に以下の4項目を確認してください。
- 目標酸素濃度(具体的な数値での指示があるか)
- 1日あたりの使用時間の目安
- 緊急時に病院へ連絡すべき症状の基準
- 自宅での酸素管理を自作器具で行うことについての見解
これらを確認したうえで、「目標濃度を自作チャンバーで安定して達成できるか」を判断してください。目標が35%以上であり、精密な管理が求められる場合は、自作での対応が難しい可能性が高いです。
レンタルを選ぶ場合の手続きは、公式サイトの問い合わせフォームまたはFAXで申し込み、担当者からの電話確認を経て契約確定となります。最短翌日配送のため、緊急時でも当日中の手続きが間に合います。
ペット酸素室のレンタルを検討する人へ



自作より安全なのはわかった。レンタルの具体的なサービス内容を知りたい。
ここではオーツーペット(株式会社オーツーチャージ)のサービスを中心に整理します。本記事はアフィリエイトリンクを含みますが、内容の評価に影響はありません。


オーツーペットの料金・サービス内容まとめ


オーツーペットは初期費用ゼロ・最短翌日配送で始められる、ペット用酸素室のレンタルサービスです。
| 月額料金 | 13,200円(12ヶ月)/22,000円(3ヶ月)/27,500円(1ヶ月) |
| 酸素濃縮器の仕様 | 供給酸素濃度90%・最大5L/min |
| 達成可能な濃度目安 | 30〜50%(獣医師推奨域) |
| キャンペーン特典 | 12ヶ月プランで専用ケージ(約5万円相当)無料 |
| 故障時対応 | 交換対応あり(メンテナンス責任は会社側) |
| 支払い方法 | クレジットカード(1ヶ月プランのみ代引き可) |
メンテナンスや故障対応が含まれているため、自作では対応できない「万一のとき」の安心があります。ただし対応エリアや在庫状況は時期によって変わるため、申し込み前に公式サイトで確認してください。
月額料金は2026年2月時点の情報です。料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
オーツーペットの申し込み手順と届くまでの日数



申し込みから手元に届くまで、どのくらいかかるの?
申し込みから最短翌日に届くため、緊急時でも当日中の手続きが間に合います。流れは以下のとおりです。
- 公式サイトの問い合わせフォームまたはFAXで申し込む
- 申し込み用紙をダウンロードし、身分証明書(免許証等)のコピーと合わせて送付する
- 担当者から電話で申し込み内容の確認連絡が入る
- 確認が取れた時点でレンタル契約が確定する
- 宅配便にて配送(最短翌日到着、一部離島を除く)
注文のタイミングや在庫状況によっては翌日配送が難しい場合もあります。担当者との電話確認時に納品予定日を必ず確認してください。
2回目以降の月額料金は毎月10日にクレジットカードから自動決済されます。
ペット酸素室の手作り・作り方に関するよくある質問



自作を検討しているんだけど、まだ疑問が残っている。



よく寄せられる質問をまとめました。判断材料として活用してください。
手作りチャンバーと市販品で犬・猫のサイズ基準は変わるか?
適正チャンバー容積の目安は手作りでも市販品でも変わりません。体重5kg以下の猫や小型犬には内寸30〜40L(幅50×奥行30×高さ30cm程度)、体重5〜15kgの中型犬には50〜80L(幅60×奥行40×高さ35cm程度)が目安です。
市販品と手作りで変わるのは気密性の精度です。市販品はガスケットや専用パッキンが組み込まれているのに対し、手作りはシリコンシーラントの塗布精度に依存します。同じサイズでも自作は気密性が落ちやすく、必要な酸素流量が多くなる傾向があります。
酸素缶ではペット酸素室の酸素濃度が安定しない理由
市販の携帯酸素缶(5〜7L容量)は、噴射から数十秒〜数分で使い切ります。チャンバーに噴射しても酸素が流入するのは噴射中の一瞬だけで、そのあとは換気口から流出するとともに濃度が急速に低下します。
酸素濃縮器との最大の違いは連続供給能力です。濃縮器は電気がある限り継続して酸素を生成するため、チャンバー内の濃度を設定値近くで安定維持できます。酸素缶は「一時的に吸入させる」応急処置には使えても、濃度管理には根本的に向いていません。
ペット酸素室用の酸素濃縮器はどこで入手できるか?
主な入手経路は医療機器販売店・ネット通販・中古市場の3つです。新品の家庭用酸素濃縮器は医療機器販売業者から3〜10万円程度で購入できます。
ネット通販では中国製の低価格品が1〜3万円台で流通していますが、実際の供給流量や酸素濃度の精度が表示値と異なるケースがあります。メルカリなどの中古市場でも1〜4万円台で出品されていますが、フィルターやゼオライトの劣化具合が購入前には確認できません。
選ぶ際の最低限の確認ポイント
- 最大流量が3L/min以上あること
- 騒音が40dB以下(就寝時も使う場合)
- メーカーが修理対応しているかどうか
酸素濃縮器をペット酸素室用に自作することはできるか?
現実的ではありません。酸素濃縮器はPSA法(圧力スウィング吸着法)を使い、空気中の窒素をゼオライトに吸着させることで酸素を濃縮します。この工程には圧縮機・電磁弁・ゼオライトモレキュラーシーブ・制御回路が必要で、医療機器としての安全基準を満たす精度を一般家庭で確保することは困難です。
コスト面でも、自作より中古の家庭用酸素濃縮器を購入するほうがはるかに安く済みます。自作を考えている場合は、中古機器の購入かレンタルサービスの利用を検討してください。
ペット酸素室の自作・手作りに保険は適用されるか?
一般的なペット保険では、自作した器具の購入費用は適用外となります。ペット保険の補償対象は動物病院での診療費(診察・手術・入院・投薬など)が中心であり、自宅での医療機器購入費用はカテゴリーとして対象外になるケースがほとんどです。
レンタル機器についても、機器のレンタル費用そのものが保険適用になるケースは一般的ではありません。ただし、獣医師の処方を伴う在宅酸素療法として認められた場合に一部の保険で補助が出るケースが存在します。加入している保険会社に直接確認してください。
作り方を試したがペットが酸素室に入らない場合の対処法



やっと作ったのに、うちの子が全然入ってくれない…。
ペットが酸素室を嫌がる主な理由は、閉じ込められる感覚への不安・機器の動作音・チャンバー内の温度上昇の3つです。段階的に慣れさせる方法を試してみてください。
- 扉を開けたまま近くに置き、ペットが自分から中を探索するのを待つ
- チャンバー内にお気に入りのタオルや玩具を置き、近くで食事を与える
- 数日かけて扉を少し閉めた状態に慣れさせ、完全に閉じた状態に移行する
どうしても入らない場合は、フードマスク型の酸素吸入補助具が代替手段として使われることがあります。それでも難しい場合はかかりつけの獣医師に相談してください。
自作酸素室は1回何時間まで使用できるか?
目安として、1回の連続使用は1〜2時間以内にとどめてください。理由は2つあります。1つ目は換気口の設計にもよりますが、密閉度が高いほど1〜2時間でCO₂濃度が上昇する可能性があること。2つ目は一般向けの機器の発熱により、気密性の高いチャンバー内で熱がこもると、ペットの体温上昇リスクが高まることです。
使用後は30分以上チャンバーを開放してから次の使用に移ってください。1日を通じた継続的な酸素管理が必要な場合は、専用機器のレンタルを検討してください。
多頭飼育の場合、自作酸素室1台で対応できるか?
対応できるかどうかは、チャンバーの内寸と酸素濃縮器の流量次第です。体重5kg以下の猫2匹が同時に入れる場合、内寸50L以上のチャンバーに5L/minの濃縮器で対応できる可能性があります。ただし2匹分のCO₂排出量が増えるため、換気口の設計はより重要になります。
体格差が大きい組み合わせや、それぞれ別の病態・必要濃度がある場合は複数台が必要になります。多頭飼育でレンタルが有利になる理由は、複数台の酸素濃縮器を購入・管理するコストと手間が大きいからです。1台目のレンタルで効果を確認してから2台目を検討する進め方が、無駄な出費を避けやすいです。
まとめ:自作チャンバーは「応急手段」、長期管理はレンタルで
この記事で整理してきた内容を振り返ります。
- 自作できるのはチャンバー(容器)だけ。酸素濃縮器は既製品が前提
- 素材は衣装ケース・アクリルボックス・布テントの3択。気密性はアクリルが最も高い
- CO₂蓄積・酸素中毒・発火の3リスクはすべての自作チャンバーに共通する
- 治療域(30〜40%)を安定維持するには流量・容積・環境の3条件が揃う必要がある
- 費用面では3ヶ月超から自作が有利になるが、中古濃縮器の故障リスクが逆転ラインを左右する
- 心臓病・肺水腫など持病があるペットへの自作チャンバー使用は、管理精度の不足から症状を悪化させる可能性がある
- 自作が現実的な選択肢になりうるのは、夜間・休日の緊急時における一時的な使用に限られる
自作チャンバーは「緊急時に数時間をつなぐ応急手段」と位置づけてください。獣医師から在宅酸素を指示された場合や、長期管理が必要な場合は、医療機器としての基準を満たしたレンタル機器の利用を検討することをおすすめします。



迷ったときは、まずかかりつけの獣医師に「自作でよいか」を確認するのが最も確実な判断基準です。
在宅酸素療法は、あくまで獣医師の診断・指導のもとで行う補助療法です。自己判断での使用開始は避け、ペットの状態に合った方法を獣医師と一緒に選んでください。









